むぎ猫 blog

むぎ猫の日常とそれ以外

目標設定と組織について

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twitterでも結構話題になっているようなのですが、最近の教育とはこういうものだと考えさせられる非常に良い内容に感じた。
ただし、これは日本に全く存在していないというわけではなく、きちんと考えてやる人はやっているようです。最近では毎日スポーツニュースで聞かないことはない大谷選手にしても、すでに高校時代に目標設定について公開されている。高校ですでにここまで自ら考えていたことが、今の活躍に繋がるんだと本当に尊敬します。
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組織論という観点では、サッカーの岡田監督も日本人にしては非常に論理的できちんと説明できる稀有な人物ではないかと思います。
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ポイントは生物的組織という概念ですが、脳が監督で、細胞が選手、脳は細胞に対して全ての指示を与えているわけではなく、細胞それぞれが折り合いをつけて自律的に動く・機能する組織が一番良いとのこと。
これは先の二つの例にも共通して出て 概念ではないでしょうか。

そして、残念ながらその逆の例として、日本大学のアメフト選手が起こした”悪質タックル”問題だと思っています。
様々な条件が重なったのだと思いますが、組織論としては、自ら考えるような組織ではなく、監督を脳として、全てが脳から指示が与えられるような組織になっていたのではないかと想像しています。 だからこそ、監督の指示は絶対で、変えることができない、拒否することができないという場ができてしまい、問題を起こし外部がおかしいと指摘され初めて問題だと認識したということなのではないかと。
もちろん、起こしてしまった選手、指示をした監督に問題はあるが、わたしが愚考するに、スタンフォードの監獄実験で発生した様な「場」が組織を支配し、監督は絶対的な権力に呑まれ、選手は逆の立場を甘んじてしまうという状況になってしまったのではないか。
そして、その様な組織が維持されればば、監督を変えてもまた別な形で問題が発生するのではないかと思うわけです。

この事件は対岸の火事ではなく、自らの問題として認識して、働き方改革に繋げるなど社員には自律的に動ける様な組織にしていかないと、ブラック企業認定されたり、コンプライアンス違反を起こしてしまい、最悪の結果になるかもしれません。

下界を睥睨するむぎちゃん(๑˃̵ᴗ˂̵)